「このウイスキーの香り、色に例えると赤っぽい気がする」「このウイスキーの味、こんな形のような気がする」
札幌市中央区・円山エリアにあるアトリエで、自分が飲んだウイスキーの印象を色や形に変換した抽象画を描き、作品集的なZINEを制作しています。
ウイスキー好きな私ですが、自分の舌の性能の悪さもあり、味わいを表現する言葉にはピンと来ていませんでした。
たとえば「スモーキー」はわかりやすい。でも「エステル」と言われても正直わからない。ならば視覚的に表現したらどうなるんだろう、という単純な好奇心がキッカケで描きはじめました。やってみると単純に楽しい。新たなウイスキーの楽しみを発見したような感覚でした。そうするうちに、ほかの人はどんな色や形をイメージするのだろう、という興味がわいてきました。
ZINEや展示会を通して絵をご覧いただいた人とお話してみると、共感いただける人もいれば、違った色や形を思い描く人、あんまりピンと来ない人(笑)など様々。
ウイスキーの味わいを色や形で表現することについての興味はより一層増すばかりです。この活動を通じて少しでもウイスキーへの関心が高まり、わずかでもウイスキー文化やBAR文化に貢献できれば嬉しい限りです。